『ゾディアック ディレクターズカット』UK版BD

このタイトルは、現在では日本版BDが低価格化で再発売されているので、送料を考慮すると私が買ったときほどの価格差はなくなっています。

しかし、以前から気になっている「BDのメニュー言語による違い」の例として良いと思うので取り上げました。


パッケージ

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わざわざUK版を選んだ理由の一つがこの外箱のデザイン。
ちょっと気に入っています。

ただ、現在Amazon UKで使われている商品写真を見ると、

この外箱はなくなっていて、外箱に使われていたデザインが内側の、標準的なBD用ケースに使われているようです。

こういう場合、日本では「初回限定アウターケース」とか明記してくれるのですが、
イギリスのBD/DVDではこのようにいつの間にかパッケージが変わっていて、届いてみたらがっかり、というようなことは結構あるようです。

目だった例としては『エイリアン・アンソロジー』が、当初は日米版と似たようなディジパックだったのに、その後簡易なプラスティックケースに変わっています。その方が扱いやすいので好きだという人もいるようですが、買う前にちゃんと把握できるようにしてほしいものです。(私はUS版を購入しました。)



基本仕様

リージョンコード: フリー (パッケージには明記なし)

画面: 2.40:1 16x9

音声:
- 英語 DD 5.1
- フランス語 DD 5.1
- ドイツ語 DD 5.1
- イタリア語 DD 5.1
- スペイン語 DD 5.1

字幕:
- 英語
- 英語(SDH)
- フランス語
- ドイツ語
- ドイツ語(SDH)
- イタリア語
- イタリア語(SDH)
- オランダ語
- デンマーク語
- ノルウェー語
- ポルトガル語
- スウェーデン語
- 日本語

音声・字幕についての詳細は後述しますが、
パッケージをよく見ると、外と中で言語仕様の表記が違います。困りますねえ。
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特典

- 音声解説
#1: デイヴィッド・フィンチャー
#2: ジェイク・ジレンホール, ロバート・ダウニーJr., ブラッド・フィッシャー、ジェイムズ・エルロイ

<フィルム>

- ゾディアックに迫る
スタート
映画制作に至るまで
ブルーロック・スプリングス
サンフランシスコ・クロニクル紙
デイブ・トースキー
プレシディオ・ハイツ
ベリエッサ湖
ロバート・グレイスミス

- 視覚効果

- プレビジュアライゼーション
スタート
ブルーロック・スプリングス
ベリエッサ湖
サンフランシスコ

<犯人像>

- こちらゾディアック
ハーマン湖
ブルーロック・スプリングス
ベリエッサ湖
サンフランシスコ

- 第一容疑者:アーサー・リー・アレン

<予告編>

- オリジナル劇場予告編



メニュー言語について

今回の本題がこれです。

ワーナー・ホーム・ビデオのBDでは、しばしばディスクそのものは同じ内容でオーサリングされていて、パッケージだけ国別に変えているのではないかと思われるものがあります。(他社でもやっているかもしれませんが、今のところ私が実際に把握しているのは全てワーナー製品です。)

[2012/07/14追記: その後、FoxとSonyの商品にも同様の手法を採ったものがあるのに気づきました。]

この『ゾディアック ディレクターズカット』はその一例です。

この機能を何と呼ぶのか知りませんが、BDではプレーヤーの「メニュー言語」の設定に従って表示を変える、という機能があるようです。
(再生時の音声や字幕を変えるのとは違います。)

ここで言う「メニュー言語」とは、PCの再生ソフトウェアでは下記のオプションになります:

PowerDVDの場合: 設定>環境設定>ディスク設定>メニュー言語
WinDVDの場合 設定>操作パネル>言語>ユーザー定義


普通、日本人が日本国内で使うプレーヤーのメニュー言語は日本語に設定してあると思います。
その状態でこのUK版BDを再生すると、メニューはこうなります(クリックして拡大して下さい):
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言語オプションはこうなります:
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しかし、メニュー言語を英語に設定し、同じディスクをリロードすると、こうなります:
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また、メニュー言語をフランス語に設定した場合はこうなります:
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これ以外の言語は調べていません。

こうして見ると英語とフランス語のメニューは表示言語が違うだけで内容は同じです。
そして、これらの言語オプションには日本語がありません
一方で日本語メニューにした場合は言語オプションが英語と日本語だけになります。

自分が入手したUK版BDと、WHVジャパンのサイトにある日本版BDの仕様
さらにDVDBeaverのレビューやその他のサイトの情報などを加味して考えると、
『ゾディアック ディレクターズ・カット』の(ワーナー版の)BDは各国とも同じ内容である可能性が高いと思います。

(USA版はパラマウントからの発売で2枚組ですから、明らかに別物です。
もっとも特典内容は同じです。)

プレーヤーのメニュー言語は最初に設定した後は変更しないのが普通でしょうから、
この仕組は殆どのユーザーにとって存在しないのと同じです。
何らかの理由で他の国で製造されたBDを見たときに初めて気づくものです。

ですから、DVDBeaverのような詳細なレビューを行うサイトでも、
日本から輸入したこの『ゾディアック ディレクターズ・カット』のBDをレビューして、
メニューが完全な英語表示で、その中に日本語の言語オプションがないことを不思議がっています。
このレビューアーはメニュー言語を英語に設定しているはずですし、それを変更する理由はないから、気づかないのも無理は無いのです。

さて、この手法は基本的には合理的で良いものに思えます。

売る側にしてみれば、国別にオーサリングする必要がなく、同じ中身のディスクを製造して入れ物だけ変えればどこででも売れる、ということは明らかにコストダウンになるでしょう。
買う側にしても、自分が必要とするものはそこに収録されているわけですし、海外版と品質の差があるのでは、という不安も低下します。

しかし細かいことを言えば、私にはちょっと気に入らないことがあります。

多くの言語オプションを詰め込むことでディスク容量が圧迫され、画質・音質の劣化につながる可能性があります。特に本作のように3時間近い作品の場合にはその可能性が高くなるでしょう。また、似たような話ですが、多くの言語オプションを詰め込むためにロスレス音声を回避する、という判断がされる可能性も高くなります。

メニューなどが元々英語を基準にデザインされている場合には、日本語表示にするとどうも見栄えが悪い、というものもあります。これはまあ我慢してもいいでしょう。

しかし、メニュー言語の設定次第で表示される言語オプションが違う、というのは気に入りません。
先のキャプチャ画面に見られるように、日本語の設定では表示されなくなる言語オプションというものが出てくるのです。

私は以前はメニュー言語を英語に設定していたのですが、ある時それを日本語にしておかないと音声・字幕のオプションに日本語が含まれなくなる、というBDに出くわしたため、それ以降は日本語に設定してあります。

もちろん、日本人が、オリジナルでない外国語の吹き替えで本編を通して見る、などということはまず考えられませんから、製作側としては「必要ない」と判断しているに違いありません。
しかし、各国の吹き替えを比べてみたい、と思うような映画ファンは私だけでは無いでしょう。
容量の点から収録できないというなら構わないのですが、
せっかく収録されているものを、あえて隠すとは意地が悪い。

さらに、例えば日本に住んでいるブラジル人にとっては、日本版BDにポルトガル語字幕が隠されている、としたら腹立たしいことではないでしょうか。

要するに、メーカーに言いたいことは:
収録されているものを隠すようなことはやめて欲しい。
と、いうことです。


[2018-10-07: 商品リンク貼り直し]


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