『アラビアのロレンス』50周年記念BD US版

"Lawrence of Arabia" (1962) - 50th Anniversary Collector's Edition



日本版の価格設定はネット上で非難轟々という感じですが、
このUS版は私が買ったときは$64.96で、送料を加えても6000円未満でしょう。
他にも合わせて買ったものがあるので厳密ではありませんけど。

詳しくは後述しますが、これには日本語の字幕・吹き替えが収録されています
豪華な本は英語だけですが、そこさえ気にならなければ、英語が苦手な人でも「買い」だと思います。

なお、特典内容は日本版と同じなのでここでは詳しくは書きません。
日本版の商品情報のページを参照して下さい。


パッケージ

シュリンクラップ開封前。
画像

画像

サイズはLP/LDより少し小さいくらいです。

外側の透明なプラスチックカバーをずらしたところ。
画像

画像


さらに中箱を取り出します。外側に付いている紐はこれを引っ張って取り出せ、ということなのでしょうが何となく頼りないので、外箱を傾けて中箱の自重でスライドさせる方が安全だと思います。
画像


箱の中身はハードカバー本(88ページ)、BDケース、そして70mmフィルムのコマ。
画像

画像


ディスクを取り出すのに毎回これだけの作業をするのは面倒なのでBDケースだけBD/DVD用の箱に並べ、外箱はLPやLD用の棚へ。

BDケースは4枚組なので通常より少し厚めです。
画像

中身はCD1枚と本編BD1枚、そして特典BD2枚。
画像

画像

真ん中のプレートが角度によっては最後のディスクの出し入れの邪魔になるのが少し気になりました。
画像

2枚の封入物はDigital Copyのダウンロード用コードと、CDの収録曲リスト。(なお、どちらも裏面はSonyの広告でした。)
画像



CD

全16曲、収録時間は41:50。
  1. Overture (4:15)

  2. Main Title (1:54)

  3. We Need A Miracle (3:06)

  4. In Whose Name Do You Ride? (1:22)

  5. That Is The Desert (2:51)

  6. Nefud Mirage (2:21)

  7. Sun's Anvil (3:10)

  8. Lost In The Desert (2:09)

  9. Bringing Gasim Into Camp (3:34)

  10. Arrival At Auda's Camp (1:59)

  11. The Voice Of The Guns (1:58)

  12. Entr'acte (4:15) *

  13. Continuation Of The Miracle (2:15)

  14. Lawrence's Bodyguard (2:05)

  15. End Credits (1:06)

  16. Exit Music (2:37) *

*は初出ということらしいです。

サウンドトラックCDはなぜか長いこと廃盤状態で、私はこれまで盤質が劣化したCD(12曲入り)を修復リッピングした音源でガマンしてきたので、この収録は嬉しいです。『ドクトル・ジバゴ』みたいにサンプラーではなくフルアルバムですし。


BDの日本語オプション

BDは3枚とも、メニュー言語(これについてはこちらの記事を参照して下さい)を日本語に設定しておくと、日本語メニューが表示されます。

3枚とも日本語字幕が収録されています。
本編ディスクには日本語音声も収録されています。

また、日本語オプションは英語メニューからでも選択できます。
(逆に、特典ディスクの日本語メニューでは他の言語の字幕選択ができません。)

ところで、このUS版を購入するデメリットの一つは、日本語版の詳細がわからないことです。
前記の日本版の商品情報ページで吹替の配役はわかりますが、字幕・吹替の翻訳者が記述されていません。


BD#1(本編)

音声選択
画像

字幕選択
画像

日本語字幕表示例
画像

(表示例に上の場面を選んだのは、以前こんな記事を書いたからです。)


BD#2(特典)

画像

1989年版DVDの特典はほぼこのディスクに収録されているようです。

The Digitl Bitsのレビューでは、インタラクティヴ・マップとフォト・ギャラリー以外は全て今回のBDに収録されているし、それらの情報は同梱の豪華な本に事実上収録されているから問題ない、としています。


BD#3(特典)

画像

新規特典の大部分はこちらのディスクに収録されていますが、正直あまり面白くないです。
時間として一番長いのは小道具担当のピーター・ファウリーがロケ地を紹介するドキュメンタリーですが、かなり退屈でした。
新規特典を目当てにこのセットを買おうか考えている人は、少なくともあまり期待しない方がよろしいでしょう。

[2013-01-07追記: 他のキャプチャ画像を含むページをこちらに作成しました。]


商品ラインナップについて

特典映像やサウンドトラックCDは欲しいがこのバカでかい本はいらないから、4枚組単体でもっと安く売ってほしかった、という人は結構いると思います。私自身、そういうエディションがあったら、価格次第ではそちらを選んでいたかもしれません。

同時発売の通常パッケージ版は本編ディスクと特典BD#1の2枚組ですが、そちらはいっそ本編BD1枚だけにした方が「余計なものはいらないから安くしろ」派の人たちにも喜ばれたのではないでしょうか。


私自身は、特典ディスク#2にはやや失望しましたが、総合的にはこちらを買って良かったと思っています。本も美麗で気に入っています。


収録されなかった特典

昔のLDには収録されていたのに、前回のDVDにも、今回のBDにも収録されなかった特典映像があります。
「ディレクターズ・カット」のプレミア上映の際にデイヴィッド・リーンが映画館の中で行った短いスピーチ。「こういう素晴らしい劇場で見てみると、やはり映画は映画館の大きなスクリーンで見るべきものだ、という思いを強くします。テレビも悪くないですけど、こんなもの(と両手で大きさを示し)ですからね」というようなことを言ってました。これ、入れて欲しかったのですが、この商品自体の価値を減じるような発言だからでしょうか、見当たりません。

1990年代以降の映画は最初からホームビデオを意識したような絵作りになっているようなものが多いですが、『ロレンス』くらい「少なくとも初見は絶対に良い映画館で大画面で見なければ人生の損」だと言い切れる映画は他にないと思います。
『2001年宇宙の旅』『地獄の黙示録』あたりが、その次くらいのレベルでしょうか。)
ここで言う大画面とは視る者の視野角をほぼ占領するくらいの大きさを意味します。
家庭で見るなら最低でも100インチ画面くらいは必要でしょう。
私はある時期から全く映画館に行かなくなってしまったのですが、『ロレンス』は初見が映画館で良かったと、心底思います。



[2015-06-12: Amazon.comの仕様変更に対応]
[2015-12-21追記: カナダ版が安くなっております。(価格はいずれ変わると思いますが。)
[2019-05-03: 一部無効リンク削除]

この記事へのトラックバック