切り裂きジャック関連Pt.3: "Jack the Ripper"(1988)

Jack the Ripper / 切り裂きジャック (1988)
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イギリスのテームズTV(当時)の、全2話のTVミニシリーズ。
合計3時間を越える作品です。

日本で放送されたことはないようで、allcinemaでは「劇場未公開・ビデオ発売」となっています。
DVDは出ていないようです。

イギリスではこちらに見られるように何度もDVDが出ていて、本編だけの商品は現在も容易に入手可能なのですが、Anchor Bay UKが2003年に発売したスペシャル・エディション(SE)は廃盤です。


アメリカでは本編のみのDVDがMODで発売されています。


一応BDがドイツとスペインで出てはいるのですが(アマゾンUKでも輸入盤として販売)、
どちらも画質の評判が非常に悪い


ドイツ版BDについてはBlu-ray.comDVDBeaverにレビューがありますが、両方とも評価は低いです。
前者では画質について「SDなみ」で「鮮明さに欠け」「常に多くのノイズ、過度なエッジ強調処理、マクロブロックが邪魔をする」などと書いています。

それでもドイツ版は前記のSE DVDの特典がそのまま収録されているし、Blu-ray.comのキャプチャ画像を見ると、レビューアーが書いているほどひどくは見えないので迷ったのですが、BDはいずれ英語圏でもっと良いものが出るかもしれない、と思い、やめました。
[2017-01-21追記: UK版BDが2017-02-27に発売予定です。]

最終的に、アマゾンUKに安価で出品されていた中古のSE DVDを購入しました(送料と合わせ1600円弱)。
届いた実物は中古にしては良い状態で、ケースの表面とリーフレットにわずかなキズがあるくらいでした。
販売者はクリーニングをしたらしく、セッケン臭がしました。


パッケージ
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基本仕様

リージョンコード: 明記なし
画面: 1.78:1 / 16:9対応
音声: 英語 DD 5.1
字幕: なし
時間: 183分 (パッケージには190分とありますがPALによる4%の差でしょう。)

メニュー

- メインメニュー
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動画です。

- 場面選択
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特典
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- 音声解説

監督のデイヴィッド・ウィックスと、監督のアシスタントで「切り裂きジャック」関連の公文書を4年間に渡ってリサーチしたスー・デイヴィスを、作家のジョナサン・ソスコットがインタビューする形式です。
おそらくはこの形式のおかげで、本編が3時間を越える長さなのに、この音声解説は全員が黙り込んでしまう、という部分が殆どありません。

どういう経緯でこの作品が作られることになったのか、どのような調査をしたのか、なぜこの結論に至ったのか、など、情報量も豊富で、聞く価値のある音声解説です。

- バリー・フォスター版ラッシュ (20分)
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本作は当初、大部分別な配役で撮影が始まっていましたが、
後に製作体制が変わって遥かに大掛かりな作品になり、
出演者も名のあるスターが揃えられることになりました。
ここでは当初のバリー・フォスター主演版の撮影ラッシュが見られます。

- スタッフ・キャスト略歴

テキスト情報です。


作品について

アメリカのCBSが資金面で協力していることもあって、「劇場用映画」のような見栄えの良い作品になっています。
(一方、特典のフォスター版のラッシュ映像はいかにもスタジオで撮られたTV番組らしく見えます)
と言っても、ジェレミー・ブレット版の『シャーロック・ホームズの冒険』デイヴィッド・スーシェ版の『名探偵ポワロ』などを見慣れた現在の視聴者からすれば、これくらいは当然に見えてしまうかもしれません。
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フィクションなのでドラマとして面白くするために付け加えられている要素(主として人物造形や人間関係)はあるにしても、架空の人物を関わらせたりせずに事件の進行と警察の捜査を追う、極めてストレートな作り方です。
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切り裂きジャック関連の映像作品としては(ジャックの正体については異論のある人でさえ)これを最高傑作だと言う人がかなりいるのもうなずけます。
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日本でも良く知られた俳優が多く出ていますし、製作会社にとってはその後長年の間海外に売るときの目玉商品だったということなので、日本でTV放映されなかったのはちょっと不思議です。
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