ビリー・ワイルダーのミステリ系3作品のUS版BD発売情報

ビリー・ワイルダーの、ミステリ好きの興味をそそる作品群が、最近アメリカで続けてBD化されています。

まず、Kino Video から7/22に2作、
『情婦』 "Witness for the Prosecution" (1957)) と、
『シャーロック・ホームズの冒険』 "The Private Life of Sherlock Holme" (1970)
が発売されました。


『情婦』アガサ・クリスティ『検察側の証人』の映画化ですが、
私はまだ見たことがありません。


BDにはワイルダーが、フォルカー・シュレンドルフによるインタビューで本作について語る短い映像(約6分)が収録されているそうです。


『シャーロック・ホームズの冒険』の特典は日本のDVDと同じようです。

遊び心で作られた作品なので、まっとうなホームズ映画を期待させる邦題が、
かえって評価を落とす原因になっているような気がします。

公開当時の宣伝文句も
「名匠ワイルダーが絢爛たる映像美で描く
シャーロック・ホームズ本格ミステリーの世界!」

だったそうですが、そういうものを期待して見に来たら、
「これは違う」ということになると思います。

どっちかといえば
『シャーロック・ホームズの素敵な挑戦』 "The Seven-Per-Cent Solution" (1976)
のような系統の作品だと思うのですがね。


こういう作品でこそ、いかにもホームズらしい役者にやってほしいところですが、
私にとってはロバート・スティーヴンスはかなり違う、というところが残念。
コリン・ブレイクリーはおそらく史上最も元気で騒々しいワトスン。


最後はOlive Filmsから10/28発売予定の
『悲愁』 "Fedora" (1979)。


この作品のBDは既にフランスとドイツで発売されています。(詳細はこちら)

ただ、Blu-ray.comのレビューによると、
フランス版は英語音声の再生時にフランス語字幕を非表示にできない
とされているので、このUSA版には少し期待しています。

『サンセット大通り』の監督が『悪を呼ぶ少年』の原作者の作品を映画化した、と考えるといかにもそれらしい。



『情婦』『ホームズ』は日本でもDVDはFoxから出ているので、
いずれはBDも出ると思うのですが、
『悲愁』はどうでしょうか。
DVDは随分前に紀伊國屋書店が出していたようですが、
現在では廃盤で高値がついているようです。



ついでですが、私はワイルダーの『ホームズ』は下記のDVDを持っており、
BDで見たいという欲求をさほどかきたてる作品でもないし、
特典にも変わりがないようなので、当面買うことはないと思います。


このDVDはガイ・リッチー監督の『シャーロック・ホームズ』の公開当時にいろいろ出た便乗商品の一つですが、
2枚組で、1枚が『シャーロック・ホームズの冒険』
もう一枚が両面ディスクで片面にハマー版の
『バスカヴィル家の犬』 "The Hound Of The Baskervilles" (1959)、
もう片面に
『迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険』 "Without a Clue" (1988)
を収録して$10を切っていたので、かなりお買い得感がありました。
Disc 2の二本は日本ではまだDVDも出ていないようですし。

[2014-09-14追記: 前記の"Sherlock Holmes Triple Feature"のDVDは、
なぜかAmazon.comに掲載されていた画像と全く違うパッケージのものが届いたのを思い出したので、実物の写真をここに貼っておきます。
画像

なお、ケースは普通の1枚もののDVDと同じ厚さでした。
画像
]




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