『赤い影/Don't Look Now』UK版BD他

"Don't Look Now" (1973)
画像

このところ、立て続けにこの映画に関連した発売情報に気づいてしまいました。

まず、この映画の原作を含むダフネ・デュ・モーリアの短編集
『いま見てはいけない』が創元から2014-11-21に発売されています。

参考記事:山崎まどか/ダフネ・デュ・モーリア『いま見てはいけない』(務台夏子訳)解説(全文)

北米ではクライテリオンから2015-02-10にBDが発売予定。


日本ではNBC-UEJから2015-03-04にBDが発売予定。


と、いうことで良いタイミングだと思い、所有しているUK版BDを中心に、
上記の日米版との比較についても、わかる範囲で書きます。


UK版BD



購入したのは発売からほぼ一年後の2012-07でした。

アマゾンのカスタマーレビューなどを読んでも、
それまで英米で出ていたDVDにはどれも画質・音質に問題があり、
このBDでようやくまともに見られるようになった、
といった感想が多かったので、
当時はUS版が出る様子もなかったので、購入を決めました。


基本情報

発売元: Optimum Home Entertainment
発売日: 2011-07-04
ディスク: BDx1
リージョンコード: B
AR: 1.85:1
時間: 111分
音声: 英語 LPCM 2.0 モノ
字幕: 英語(聴覚障害者用)


英文レビュー: Blu-ray.com DVDBeaver
(DVDBeaverのレビューは比較方式なので、
いずれクライテリオン版が発売されれば追加されることでしょう。)


パッケージ
画像

私が入手した時にはまだスリップケースが付いていましたが、
今はもうあるかどうかわかりません。
画像

画像

画像

封入物は無し。


キャプチャ画像に関するおことわり

こちらに書いた事情で、
今回はメニュー画面のキャプチャは無しです。

後述の特典に貼ってある画像はTMT2のキャプチャ機能を使いました。

参考までに、下はTMTで得たメニュー画面の背景画像です。
(以前にも書いた通り、TMT2の組込みキャプチャ機能を使うと、
上に重なったレイヤーは採れずに、背景だけになってしまいます。)
画像

実際にはこの上にメニュー項目が表示されます。
また、川面は揺らぐ動画で、時折小さな赤いレインコートの人影が走って行く、
というデザインになっています。


特典
  • 映画評論家アラン・ジョーンズによるイントロダクション。 (英語音声, 字幕なし, 8分)

  • "Looking Back": ニコラス・ローグ監督やスタッフが映画の製作過程について語るフィーチャレット。 英語音声, 字幕なし, 20分)
    画像

    画像

  • インタビュー集:

    • 「ベニスに死す」: 作曲家ピノ・ドナッジオ (イタリア語音声, 英語字幕あり, 18分)
      画像

    • ダニー・ボイル (英語音声, 字幕なし, 16分)
      画像

    • 脚本/製作アラン・スコット (英語音声, 字幕なし, 15分)
      画像

    • 撮影監督トニー・リッチモンド (英語音声, 字幕なし, 24分)
      画像

    • ドナルド・サザーランド (英語音声, 字幕なし, 24分)
      画像

  • 圧縮版『赤い影』: ダニー・ボイル監督がBAFTAのニコラス・ローグ・トリビュートのために編集した映像。(5分)

  • "Nothing Is As It Seems": 精神科医コリン・マレイ博士による映画の分析。(英語音声, 字幕なし, 16分)

  • オリジナル劇場予告編 (英語音声, 字幕なし, 3分)

  • 音声解説: ニコラス・ローグ監督と映画評論家アラン・ジョーンズ


上記の二つのレビューによれば、映像特典は全てPALです。
(私には確認する手段がありません。)

なお、ピノ・ドナッジオのインタビューにある英語字幕は
本編映像に組込まれているので、通常の字幕のように非表示にすることはできません。
(おかげでこのキャプチャ画像に残っているわけですが。)


クライテリオン版BDの特典
  • ニコラス・ローグ監督の承認を受けた新規4Kディジタル修復・非圧縮モノラル・サウンドトラックの本編

  • グレアム・クリフォード(編集)とボビー・オスティーン(映画ライター/歴史家)の新録対談

  • “Looking Back": ドキュメンタリー (2002年)

  • 「ベニスに死す」: 作曲家ピノ・ドナッジオのインタビュー(2006年)

  • "Something Interesting": 新作メイキング。(トニー・リッチモンドジュリー・クリスティ-ドナルド・サザーランドアラン・スコットの近年のインタビューを収録。)

  • 「ニコラス・ローグ: 映画の謎」: ローグのスタイルに関する新作映像。(ダニー・ボイルスティ-ヴン・ソダーバーグの近年のインタビューを収録。)

  • ロンドンのシネ・リュミエールでのニコラス・ローグのQ&A(2003年)

  • 予告編

  • ブックレット: 映画評論家デイヴィッド・トンプソンのエッセイ



日本版BDの特典

日本版はパッケージデザインはUK版と同じ様なものですが、
これを書いている時点では特典は
  • トニー・リッチモンド インタビュー

だけということになっており、
日本語吹替えもありません。
発売まで間があるので、この記述が誤りであることを期待します。

ちなみに、NBC-UEJから同時発売の『地球に落ちて来た男』
はUK版の特典がほぼそのまま収録されるようで、
欠けているのは原作者のウォルター・テヴィスのインタビュー(音声のみ)だけのようです。

 


UK版BDについての感想など

画質・音質には特に不満は感じません。
(UK版も監督の承認を得ているとされています。)

特典も豊富で、その内容も面白いものが多いので、
商品としての満足度は高いです。

クライテリオン版が先に出ていればブランドへの信頼から
そちらを選んでいたかもしれませんが。

クライテリオン版とUK版の特典にはあまり重複がないので、
この映画の熱心なファンなら両方入手したいところかもしれませんが、
私は(少なくとも今のところは)UK版だけで満足です。







この記事へのトラックバック