東ドイツSF映画のUS版DVDセットPt.4 "Im Staub der Sterne"

The DEFA Sci-Fi Collection


(これは上記ボックスセットについての一連の記事の一部です。
各ディスクの共通事項についてはPt.1を参照して下さい。)


Im Staub der Sterne / In the Dust of the Stars (1976年, 95分)
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物語
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惑星テム4からの救助要請を受信した惑星シンロから宇宙船が派遣された。
ところが、6年をかけて到着してみると、出迎えたテム人から
「あれは実験中の誤送信で、救助などは必要としていない」と告げられる。
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シンロ人たちが宇宙船に戻ると、居残った一人から、彼らが
着陸時に見舞われたトラブルはテム人による妨害が原因だった、
と知らされる。

そこへ、テム人からの使いがもう一度やってきて、
「先の会見ではいささか非礼があった。そのお詫びも兼ねて、あらためて歓迎の席を用意した」と招かれる。

最初は墜落させようとし、次には追い返そうとし、今度は歓迎するとは、
彼らはいったい何を考えているのか?

そのパーティーに参加せずに宇宙船に居残ったメンバーは、
やがてテムの地下施設への入口を発見するのだが…
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--- East German Science Fiction Literature 静止画テキスト(11P)
Sonja Fritzsche (イリノイ・ウェズリアン大学)によるエッセイ。
タイトルどおり、東ドイツのSF小説全般についての概略。
映画とは直接関わりがありません。

作品と政治・社会との関係、政治的な検閲と作家自身が行う自主規制、
西側SFの翻訳動向、ファンクラブの活動など。

なお、この教授には同じような題の著作もあります。


--- Biography & Filmograhy - Gottfried Kolditz: 監督の略歴・作品歴。静止画テキスト。

--- Biography & Filmograhy - Jana Brejchová: 主演女優の略歴・作品歴。静止画テキスト。

--- Sci-Fi Movie trailers: 本セット収録3作の予告編

--- フォト・ギャラリー

--- "Dusting Off After 30 Years" (映像/16分/英語字幕あり)
カメラマン Peter Süringの回想。
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感想

ある程度の面白さはありましたが、退屈さの方が勝っています。
見る機会がなくとも残念がるほどのものではありません。

収録3作の中ではSF映画として最も「見慣れた」感じのする作品である一方で、
本来のSFからは一番遠いもののように感じます。
(『スターゲイト』の後半がただ支配者を打ち倒すだけの話だったように。)


テム人の衣装やセットのデザインが、遅れて来たサイケデリックみたいでかなりイタい。
このイタさは『未来惑星 ザルドス 』(1974)以上です。
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テムとかシンロとかいう星系同士の関連がよくわかりません。
地球人が宇宙に拡散したということなのか、
地球とは全く関わりが無いという設定なのか。

彼らはこれまでお互いに全く存在を知らなかったようなのに、
他の星系からの来訪者を当たり前に迎えている。
相手の文化風習は全く違うのに、言葉は何の問題もなく通じる。
どういう設定になっているのでしょうか。

宇宙船の指揮官が女性だというだけでなく、乗組員の中で男性が2人だけ、
という設定は、少なくとも実写映画ではかなり珍しいのではないでしょうか。

前二作でもそうでしたが、社会主義国では資本主義国と違って男女平等なのだ、
というところを意図的に強調しているような気がします。


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