『地球の静止する日』UK版BD(スティールブック)+US版LD

"The Day the Earth Stood Still" (1951) - Limited Edition Steelbook


FoxのBDなのでちょっと期待していたのですが、
このBDには日本語は収録されていませんでした。


基本情報

ディスク: BDx1
リージョンコード: フリー (パッケージの「帯」とディスクに明記)

音声仕様は「メニュー」で後述します。


パッケージ

外側
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以前の記事でも取り上げたように、
イギリスのFoxはよくスティールブック版を出しますが、
そのデザインには私が好きなものはあまり多くありません。
(それに対し、フランスのFoxはよくディジブック版を出します。)

しかし、このデザインには所有欲をそそられました。
レトロかつポップ。
スティールブックの質感とゴートの頭部というモティーフがうまく合っています。
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当然、通常版に比べれば高くつきましたが、
この程度ならこのパッケージのために出そう、という気にさせました。
(そもそもこの映画は日本でも廉価版BDが出ているので、
価格だけが理由なら海外版を漁る必要はありません。)



内側
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封入物は無し。


メニュー
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円盤が回っていたりゴートの目の光の強弱が変わったりする、
簡単な動画メニューになっています。

(なお、ディスク挿入後の「読み込み中」状態で円盤が回転しているのも、なかなか良いです。)

メニューの右端のアイコンは効果音のON/OFFです。
ON(デフォルト)状態だと、メニュー項目をカーソルが移動するごとに効果音が出ます。
OFFにするとこの効果音は消えますが、BGMは残ります。


音声
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  • 英語 dts 5.1

  • フランス語 dts 5.1

  • イタリア語 dts 5.1

  • カスティーリャ語 dts 5.1

  • 音声解説#1

  • 音声解説#2

  • 音楽のみ dts 5.1

音声解説については「特典」で詳しく述べます。


字幕
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  • 非表示

  • 英語SDH

  • フランス語

  • フランス語吹替用

  • イタリア語

  • イタリア語吹替用

  • カスティーリャ語(スペイン語)

  • カスティーリャ語吹替用

  • デンマーク語

  • フィンランド語

  • ノルウェー語

  • スウェーデン語

  • オランダ語

この他に、2種類の音声解説用の字幕が、以下の言語で用意されています。
  • 英語

  • フランス語

  • イタリア語

  • カスティーリャ語

  • オランダ語

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DVDBeaverのレビューを見ると、US版の言語仕様とは少し違うようです。


場面選択
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特典

下記で [*]日本版BDの仕様に記述が無い項目です。

  • 音声解説#1: ロバート・ワイズニコラス・マイヤー [*]
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  • 音声解説#2: ジョン・モーガン(映画音楽の作曲家、映画史研究家)、スティーヴン・スミス(バーナード・ハーマンの伝記"A Heart at Fire's Center: The Life and Music of Bernard Herrmann"の著者)、ニック・レドマン(ドキュメンタリーと音楽のプロデューサー) [*]
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  • ミュージック・トラック

  • テルミン ハリウッド襲来!
    • 謎めく音色 テルミン (6分)

    • 音楽家ピーター・プリングルによるライブ・パフォーマンス (2分)

    • インタラクティブ・テルミン - 自分で曲を作る [*]

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  • ゴート・コマンド!: ゴートの視点で兵士や警官を倒すインタラクティブ・ゲーム。[*]
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  • 『地球の静止する日』 製作の舞台裏 (24分)

  • 解読"クラトゥ・バラダ・ニクト": SFにおけるメタファー (16分)

  • 空飛ぶ円盤の歴史 (34分)

  • 驚異の作家 ハリー・ベイツの不思議(11分)

  • エドマンド・ノース 地球を静止させた男 (15分)

  • 『忘我の彼方へ』("Race to Oblivion", 27分): エドマンド・ノース製作・脚本の、反核テーマのドキュメンタリー。:案内役はバート・ランカスター

  • 原作小説『主人への告別』("Farewell to the Master") の、ジェイムスン・K・プライスによる朗読(97分) [*]
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  • 1951年のFoxムービートーン・ニュース(6分): サンフランシスコ平和条約、朝鮮戦争、本作を表彰するSF大会、ミス・アメリカなど。[*]

  • オリジナル劇場予告編1(ティーザー)

  • オリジナル劇場予告編2

  • フォト・ギャラリー
    • インタラクティブ・プレスブック: 矢印キーで赤い枠が移動し、ENTERを押すと、その部分の記事のテキストを読むことが出来ます。[*]
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    • プロモーション

    • 撮影風景

    • ポートレート

    • プロダクション

    • スペースシップ・ブループリント

    • スクリプト

  • ウェブサイト: Fox関連サイトのごく簡単な紹介。[*]


なお、日本版とUS版BDには
『地球が静止する日』(2008年)劇場予告編
も収録されているようですが、このUK版にはありません。



特典は日本版も同じだろうと決めつけていたので、違いがあったのには驚きました。

特に、二つの音声解説がどちらも収録されていないのは重大な手抜きです。
(以前にも何度か書きましたが、日本のFoxはこういう手抜きをよくやります。)

中でもロバート・ワイズとニコラス・マイヤーの解説は秀逸です。

自身も映画監督・脚本家であるマイヤーの質問はよく整理されており、、
製作に関する事実関係や、技術的な解説、映画づくりへのワイズの考え方など、
いろいろな話を効率よく引き出しています。
それでいて事務的に質問を次から次へと出す、ということでもなく、
ワイズも会話を楽しんでいると感じられます。

(例えば、マイヤーが
「この映画の中で一番ありえないと思わせるものは、宇宙人でもなければロボットでもなく、この女性[パトリシア・ニール]が、こんな男[ヒュー・マーロウ]とつきあっているということですよ。」
と言うとワイズが軽く笑いながら
「まあ彼女は子持ちの未亡人だから、この時代ではそう多くの選択肢はなかったんだろうよ」と答えたりしています。)

また、マイヤーの本作に対する評価や、映画作りに対する考え方も知ることができます。
(「撮影前の計画をきちんと準備しておくほど、撮影現場での自由度は高まる」など。)

映画版『スター・トレック』の一作目と二作目の監督の会話なので『スター・トレック』の話もちょこちょこ出てきます。


二番目の音声解説は、参加メンバーからも想像されるように、
主としてバーナード・ハーマンの音楽に関するものです。
それだけで90分以上話すことがあるのか、と思われるかもしれませんが、これも興味深いものでした。

「ハーマンはここで電子楽器の導入や、逆転再生などの録音技術上の実験もしているが、10年以上後でビートルズが似たようなことをやって革新的と評価されていることを考えれば、彼の先進性はもっと注目されていい」というような話もありました。


ポップアップメニュー
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英語字幕の表示例

本編
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音声解説#1
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音声解説#2
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US版LD

ついでに、大昔に買ったUS版LDも紹介します。
ロバート・ワイズのサインシリアルナンバー入り、
2500セット限定のコレクターズ・エディションです。
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上記BDにも収録されたワイズとマイヤーの音声解説も、
このLDで初めて収録されたものでした。

サウンドトラック盤CD(24金)と大判の本が同梱されていました。
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本はロバート・ワイズのキャリア全般を俯瞰するもので、
作品ごとに数ページの解説がありますが、
キャリアが長く作品の多い人なので、
個々の作品についての解説は浅いです。
カラーページはありません。
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現在では、正にコレクター以外には無用のものでしょうが、
これを書いている時点でもマーケットプレイスにいくつか出品があります。




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