北米ソニーのSupreme Cinema Series(ドラキュラ/レオン/他)

北米ソニー・ピクチャーズ(SPE)が、BD/DVDに"Supreme Cinema Series" (以下SCS)という新しい商品ラインを設けるそうです。

主な情報源はBlu-ray.comの二つの記事です:


上記でアナウンスされているのは、以下の3タイトルです:

2015-10-06発売
『ドラキュラ』 Bram Stoker's Dracula (1992)


2015-10-27発売
『レオン』 Léon: The Professional (1994)
『フィフス・エレメント』 The Fifth Element (1997)


(おや、全部ゲイリー・オールドマンが出てますね。)

SCSの共通の特徴:
  • 4Kリストアを実施

  • Dolby Atmos 音声収録(Dolby TrueHD 7.1 互換)

  • 新たにデザインしたアートワーク

  • BDについては共通のクリアケースを採用


限定版BDと普及版BD、およびDVDも出るようですが、
以下では限定版BDに限って記述します。

個別の仕様でわかっていること:
  • 『ドラキュラ』 Bram Stoker's Dracula (1992)
    • Reflections in Blood: Francis Ford Coppola and Bram Stoker's Dracula (コッポラとドラキュラ) *1

    • Practical Magicians: A Collaboration Between Father and Son (父と子の協同作業) *1

    • 1993年収録の音声解説: フランシス・フォード・コッポラ、ロマン・コッポラ(SFX)、グレッグ・キャノン(メイクアップ) *1 *2

    • 未使用場面集

    • フランシス・フォード・コッポラによる音声解説と、本編イントロダクション

    • 旧フィーチャレット4種

    *1: 新規特典。
    *2: 収録時期と参加者から見てクライテリオン・コレクションのLDに収録されていた音声解説だと思われます。

    [2015-09-26追記: DVD BeaverのレビューにSCS版が追加されました。
    新旧のキャプチャ画像の比較もあります。]

  • 『レオン』 Léon: The Professional (1994)
    • 北米劇場公開版と、拡張された国際版の2バージョンを収録
      (両バージョンともに4Kリストア、Dolby Atmos)

    • フィーチャレット集 *3
      • スタッフ&キャストの回想:

      • ジャン・レノ: レオンに至る道

      • ナタリー・ポートマン: 若くからスタートしたキャリア

    • オリジナル劇場予告編

    *3: フィーチャレットはどれも過去の海外版BDに収録されていたもので、
    新規特典ではありません。

  • 『フィフス・エレメント』 The Fifth Element (1997)
    • メイキング・フィーチャレット集 (BD初収録)
      • ヴィジュアル・エレメント *4

      • ディジタル・エレメント *4

      • スター・エレメント *4

      • エイリアン・エレメント *4

      • ファッション・エレメント *4

      • ディーヴァ *4

      • フィフス・エレメントを想像する

      • スタイルを構成するエレメント

    *4: 2005年に北米で発売された"Ultimate Edition" DVD(2枚組)に収録されていたものと同じもののようです。 (参照: Cinema Blend)


日本版の発売はあるか?

『ドラキュラ』は日本のSPEが2015-10-23に
「スペシャル・エディション」BDを発売予定です。


商品ページに書かれた仕様を見ると、SCS版とは微妙に違います。

北米でのSCS版とあまり違わない発売日でこういう商品を出す、ということは、SCSの日本版を出すつもりは無いように見えます。

一方、『レオン』『フィフス・エレメント』のBDは日本では他社から発売されているので、SCS仕様での日本版の発売はかなり望み薄に思われます。



個人的な感想

私には、これは中途半端な商品だという気がします。

「4Kでリマスター」を売りにしたBDは、各社がなり以前から出していて、
それほど珍しいものではありません。

BDへはダウンコンバートになるわけですから、
4Kでそのまま表示できるUHD BDの商品化が視界に入ってきた現在では、
UHD BD化の前の予行演習のように見えます。

昔、BDが出る前にSuperBit DVDいう商品ラインがありました。
特典を省いて画質・音質をDVDの最高品質にまで向上させる、
というコンセプトだったので、SCSとは少し性格が違いますが、
現行フォーマットでの最高品質を目指したものは、
それを超える仕様の次世代フォーマットが出てしまえば無意味になる、
という意味で、似ていると思います。

もっとも、これらの商品自体ば、そこそこ良いものではあります。
『ドラキュラ』は過去のBDの画質には批判の声が多かったようですし、それがリストアされ、新規特典も収録されるのは喜ばしいことです。
『レオン』『フィフス・エレメント』も、DVDに収録されていた特典がようやくBDにも収録される、というのは歓迎です。

しかし、アートワークについては、3作品ともあまり良くない。
特に『ドラキュラ』はひどい。買う気を無くさせます。
コレクター狙いと思われるこの種の商品で、これではいけません。


Supreme Cinema Series:


他のリリース:



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