『恐怖の報酬』(1977)BD米仏比較 (Pt.2)

(Pt.1からの続きですので、そちらを先にお読みください。)

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画質・音質

私は専門家ではありませんし、リファレンス品質のAV機器を持っているわけでもありませんが、
英語5.1を選択して観賞した場合、US版とフランス版には特に違いを感じませんでした。

数値の上ではARが微妙に違うことになっていますが(Pt.1参照)、実際は同じだと思います。

US版BDは1層25GBディスクだったのに対してフランス版BDは2層50GBでしたが、
追加のディスク容量は豊富な特典に割り当てられただけで、
本編の容量にはあまり差が無いのではないか、と推測しています。

チャプター数が違うなど、US版の素材そのまま、ということでもないようですが、
DVDBeaverのレビューのような技術的な詳細までは私にはわかりません。

なお、新規の5.1音声はとても良いです。
爆破音などの迫力も良いですが、それ以上に、静かな場面での虫や鳥の鳴き声、したたる雨滴といった環境音がとても生々しく感じれらるところが良いです。

私は通常BD/DVDの音声の品質についてはあまり感想を書かないのですが、これは非常に良い、と感じました。
オーディオ的に良いという以上に、この映画にとって効果的だという意味で、優れています。


本編キャプチャ画像

正確に同じフレームというわけにはいきませんが、
ほぼ同じ場面のキャプチャ画像を貼っておきます。
それぞれの組合せでは上がUS版、下がフランス版です。
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US版については、Blu-ray.comのキャプチャ画像も参考にしてください。


選択の基準



先にフランス版を買っていたら、英語字幕のためだけに特典の無いUS版を買うことはなかったと思いますが、結果的には両方手元にあるのはなかなか良い状況です。
使った金額に見合うのかと問われればそこは苦しいですし、普通はどちらか一方だけにしたいものでしょう。

大事なのは本編だけで特典なんかどうでもいい、という方の場合は迷うこと無くUS版

しかし、特典にも興味がある、という方であれば、フランス版の通常版が良いと思います。

限定版との違いは外箱と脚本の複製だけで、これを書いている時点での価格差からすれば、これらにその差に見合う価値があると考えるのは少数派でしょう。

私はその限定版を買ったわけですが、実のところ脚本よりも外箱が、通常版のメディアブックむき出しよりは見栄えが良い、というとことで選んだようなものです。
コレクター的な興味で、そこまで出しても良いということなら限定版、というところでしょうか。

(なお、カナダ版はディスク内容はUS版と同じらしいですが、
ただしパッケージは通常ケースです。


US版に比べて非常に安く買える、という状況になるか、
ディジパックが嫌いで通常ケースを好む、ということでもない限り、
こちらを選ぶ理由は無いと思います。)


今後の見通し

本作はまだイギリスで発売されていないので、
フランス版をベースにして英語字幕を加えたBDが出るかもしれない、
ということを期待して気長に待つ、という選択肢もありえるでしょう。
(Arrowとか、EurekaのMasters of Cinemaなどからの発売なら、
そういう仕様になる可能性は十分ある、と考えます。)

もちろん、日本でフランス版を日本語化して、なおかつ良いキャストで日本語吹替えも追加して、などということになれば最高ですが、ちょっと難しいだろうと思います。

WHVから出るとすればUS版がベースになるでしょうから、
他社が製作したフランス版の特典を収録することはまず無いでしょうし、
WHV以外の会社から出る、ということもちょっとありそうもない気がします。

[2019-06-14追記: 日本版BDが2019-09-18発売予定です。
≪最終盤≫にはフランス版BDの特典が全て収録されているようですし、
「日曜洋画劇場」版の日本語吹替も収録されているということなので、
内容的には良いと思います。

]



タンジェリン・ドリームが『恐怖の報酬』のために作った音楽を、
劇中未使用分も含めて新規に録音したという2枚組CD。
(私は持っていません。)


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