スーパーマリオネイションのドキュメンタリー UK版BD

Filmed in Supermarionation / This is Supermarionation



概略

以下の2タイトルを収録した商品です。

  • Filmed in Supermarionation
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    ジェリー・アンダーソンの最初の「人形劇」TV CMから、「スーパーマリオネイション」の成功、そして人形を放棄して実写に移行するまでを、時系列に回顧した、2014年の長編ドキュメンタリー
    (したがって『UFO』以降の話は無し。)

    数多くのスタッフのインタビューや、当時の撮影風景の映像・写真、
    そしてミニチュア撮影の再現などが含まれます。
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    予告編をご覧いただくと、おおよその雰囲気がわかります。

  • This is Supermarionation
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    基本的には「スーパーマリオネイション」の各シリーズから一話ずつを収録したサンプラーですが、
    それだけではなく、パーカー、ペネロープ(*1)、ブレインズが全体のホストとなって前説をやったり、
    CMブレイク部分にはキャラクターが登場するTV CMが挿入されたり、関連する当時の映像がエピソード間に挟まれたりする、という構成になっています。

    (TV CMは『サンダーバード』関連は日本版BDの特典にも収録されていますが、
    ここでは他のキャラクターのものも見られます。)

それぞれの内容の詳細は後述します。

*1: 原語の発音に近い「ペネロピー」にすべきかとも思いましたが、
日本では初放送以来「ペネロープ」で定着していますし、
現行のBDでも「ペネロープ」のままですから、
この表記を用いることにしました。



基本情報

ディスク: BDx2
リージョンコード:
BD 1 (Filmed in Supermarionation): フリー
BD 2 (This is Supermarionation) : B (ここは要注意です。)
音声: 英語
字幕: 無し
発売元: Network
発売日: 2014-10-20


パッケージ

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封入物はありません。


ディスク

  • BD 1: Filmed in Supermarionation

    トレイシー島にかかってきた電話に、パーカーの留守電メッセージが応える。
    「こちらは国際救助隊本部でございます。
    申し訳ございませんが、救助隊はただいま出動中でございます。
    救助の要請につきましては、スペクトラムのホワイト大佐にご連絡いただけますよう、お願いいたします。」

    パーカー本人はジェフ・トレイシーのデスクで本を読んでいる。
    そこにやってきたペネロープが
    「あらパーカー、何を読んでいるの?随分と熱心なようだけれど。」
    「はい。あの、お嬢様は、こんなことをお考えになったことはございませんでしょうか。
    自分はどのようにしてこの世に誕生したのか、なぜここにいるのか、人生の意味とは何なのか、など、そのようなことを、でございます。」
    「どうしたのパーカー?あなた、実存的危機の真っ最中?」
    「そうかもしれませんです、お嬢様。
    この本は、そうしたこと全てに答えようとしているのでございます。」
    「あら、素敵ね。先を聞かせてちょうだいな。」
    「はい、お嬢様。全てはの始まりは、今から50年以上前に遡るのでございます…」

    …と、このオープニング部分はアンダーソンの公式チャネルで見ることができます

    • メニュー
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      背景は動画です。

    • チャプター
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    • 特典
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      • Deleted scenes. (19:32)
        未使用場面集 - ドキュメンタリー本編で使われなかった素材(主にインタビュー)。

      • Filming in Supermarionatio (3:16)
        スーパーマリオネイションの撮影 - このドキュメンタリーのために行われた人形や特撮の撮影の様子。

      • Special effects reel (3:49):
        特撮映像 - このドキュメンタリーのために行われた特殊撮影の未編集映像。

        ミニチュアの精油所爆破の再現は、こちらでも見ることができます。

      • Gerry and Sylvia in America (6:50)
        アメリカでのジェリー&シルヴィア・アンダーソン - 1965年、ニューヨークで開催された世界博覧会(World's Fair)を訪れた際のアンダーソン夫妻(当時)の様子を、同行したバリー・グレイが撮影したカラー映像。

      • Tomorrow's World:(6:09/モノクロ)
        BBCのTV番組"Tomorrow's World"から、「ビデオ・アシスト」方式のリポート。

        フィルムカメラにプリズムを組み込み、同じ映像をビデオカメラ経由でモニターに表示させることで、撮影対象をその場で確認する、当時新たに導入された方式を紹介しています。

        取材対象は
        『決死圏SOS宇宙船』 (Doppelgänger / Journey to the Far Side of the Sun, 1969)
        の撮影現場で、エド・ビショップの出演場面でした。
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        なお、このリポートの冒頭では「従来の撮影方法」の例として
        『空軍大戦略』(Battle of Britain, 1969)らしき映画を撮影中のガイ・ハミルトンも少し見ることができます。

      • Something for the Children (5:27)
        子供たちに送るもの - シルヴィア・アンダーソンのインタビュー。1971年。
        本編中にも部分的に使われています。

      • Parade - Behind the Scenes (3:13)
        TV番組"Parade"より、『サンダーバード』の撮影風景のリポート。
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      • Lord Mayor & Thunderbird 3 (1:11/モノクロ/音声無し)
        ロンドン市長とサンダーバード3号 - 解説が無いのでよくわかりませんが、かなり大きなサンダーバード3号のレプリカ(と呼ぶにはあまり似ていないのですが)の設置イベントに市長が参列したもののようです。

        市長が中に入って計器をいじったりしている様子も見えます。


  • BD 2: This is Supermarionation

    ディスクを挿入すると、通常の警告文の代わりに、
    パーカーが著作権についての警告を述べる、というところから始まります。

    一部のプレーヤーにはこういう部分をスキップする機能があるので
    気づかない人もいるかもしれませんが、一度は見ておいた方がいいです。
    (さすがに二度目以降は長く感じるのでスキップしたくなりますが。)

    そのまま放置するとメニューには行かず、プログラムが始まります。
    (詳細は後述。)

    • メニュー

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      背景は動画。BGMは『ジョー90』のテーマ。
      (なお、『ジョー90』オープニング・タイトルHDリストア版がこちらで見られます。)

      Launchを選ぶとイントロ等を含めた形で最初から全ての再生が始まります。(4:13:53)

      Episodesでは番組の制作順にエピソードが並んでいますが、
      これはLaunchで全て再生した場合の順序とは異なります。
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      そして、Episodesから選択して再生した場合には、
      そのエピソードが終了すると次には進まず、メインメニューに戻ります。

      また、エピソードの中で前後のチャプターに移動を指定しても、
      全体再生の時に見られたイントロや、次のエピソードなどには移動することができません。

      なお、メニューにはありませんが、エピソード内にもチャプターが設定されています。
      (オープニング・タイトル後の本編開始部分や、CMブレイク後など。)

    • プログラム内容

      Launchで全編再生した場合、以下の内容になります。
      (ただし、イントロダクションとCMは説明から省いています。)

      • Stingray: Pilot
        『海底大戦争スティングレイ/海底王タイタン


        パイロット・エピソード。

      • Blue Peter
        BBCのTV番組"Blue Peter"が紹介するFAB-1(ペネロープのロールスロイス)の実物大レプリカ(モノクロ)
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        この映像は唐突に終わってしまうので、最初はディスクエラーかと思ったほどでしたが、それで正常なようです。
        元の素材が途中までしか残っていないのでしょうか。

      • Joe 90: Hi-Jacked
        『スーパー少年・ジョー90/地底基地を爆破せよ』


      • Four Feather Falls: Gunfight on Main Street
        『ウエスタン・マリオネット 魔法のけん銃』
        (エピソード邦題不明)

      • 『魔法のけん銃』製作風景(カラー)
        現場の音声は無く、BGMのみ。

        実際の製作中を取材した、と言うよりは宣伝目的で見せているものらしい、という印象を持ちました。

      • ペネロープのインタビュー(モノクロ)
        "Filmed in"にも使われていたものですが、人間のインタビュアーが、
        質問する度にペネロープの服装が変わるので訳が分からなくなる、という形になっています。

      • Thunderbirds: Terror in New York City
        『サンダーバード/ニューヨークの恐怖


      • 映画版『サンダーバード』 (Thunderbirds Are Go, 1966)予告編

      • Supercar: False Alarm
        『スーパーカー』
        (エピソード邦題不明)

      • 『スティングレイ』の効果音製作の様子(モノクロ)

      • The Secret Service: More Haste, Less Speed
        『ロンドン指令X/惑星をさがせ!


      • ATV Today (モノクロ)
        ドナルド・リチャードソン(『サンダーバード』等の脚本家)のインタビュー

      • Fireball XL5: Space City Special
        『宇宙船XL-5』
        (エピソード邦題不明)

      • 『魔法のけん銃』新番組予告(モノクロ)

      • Captain Scarlet and the Mysterons: The Mysterons
        『キャプテン・スカーレット/キャプテンスカーレット誕生

        シリーズ第1話。

      • Parade (モノクロ)
        TV番組"Parade"から、『サンダーバード』の製作風景。

        これは、"Filmed in"の特典にも、また、
        日本版の『サンダーバード』BDの特典にも収録されています。


感想

  • Filmed in Supermarionation

    なかなか楽しく見られましたが、ドキュメンタリーとしてはやや表面的で、長尺のわりには物足りなさを覚えました。
    比較的最近の製作のわりには編集がゆったりとして間延びしたものなので、さっさと話しを進めてくれ、と思うこともしばしばありました。

    批判的なコメントはほとんど無いし、「スーパーマリオネイション」の栄枯盛衰を追って、
    現存のスタッフがそれを懐かしむ、身内で作った同窓会ドキュメンタリーというという雰囲気が強いです。

    当時の製作風景やインタビューなどの多くは(全てではないにしても)、
    『サンダーバード』日本版BDの特典でも見ることができるので、
    日本のファンから見ても稀少性の高い映像はそれほど多くはありません。


    内外の関連書籍を読み漁っているような熱心なファンにとっては、
    おそらく情報として新味のあるものはほとんど無いのではないでしょうか。
    (私自身は、それほど詳しいわけではないので「へえ」と思うようなことはしばしばありました。)

    ただ、そもそもどうして人形劇をやることになったのか、というあたりから、
    『スティングレイ』に至るまでの経緯は、
    『サンダーバード』の特典では無視されていましたが
    ここではかなり時間を割いて取り上げているので、その点がこのドキュメンタリーの利点の一つでしょう。
    (逆に、ここでは無視されている『UFO』以降のことは『サンダーバード』の特典である程度取り上げています。)

    なお、エンド・クレジットの後にちょっとしたお遊びをやっています。
    他愛無いものですが、私はけっこう笑ってしまいました。

  • This is Supermarionation

    収録作品の画質・音質もかなり良いですし、
    前述のように、単なるサンプラーではなく、いろいろと楽しめる仕掛けが施されているので、
    満足度は高いです。

    私は『スティングレイ』よりも前の作品と、『ロンドン指令X』は全く見たことが無かったので、
    特にそれらのエピソードは興味深く見ました。

    その他の作品も、シリーズ全話がBD化されても買うかどうかは微妙なところなので、
    とりあえず1話ずつでもHDで見られるのは参考になります。



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